
ベーチェット病に関わらず、持病がある方は病院通いがとても大変です。
特に、小さなお子さんがいる家庭では、
長時間待つ大学病院に通院するのはかなりハードルが高いと思います。
私もその一人です。
娘を妊娠中から数えて7年余り、
順天堂大学浦安病院にお世話になってきました。
4月。春から娘は小学校に上がりました。
幼稚園は送り迎えがあり、
病院から帰りが遅くなってもお友達のお母さんにお迎えをお願いして、
一緒に過ごしてもらうことができました。
しかし、小学校では行き帰りを子ども自身がしなければなりません。
小学校1年生は下校時間も早く、
まだ長時間の留守番をさせるのは心配です。
私は当面の間、大学病院に行くことが難しいだろうと思っています。
そこで、つい最近外来があった際に主治医に転院したい旨を伝えました。
主治医が言うには、近場の内科で若い先生にお願いした方がいいとのこと。
年配の先生は難病患者を嫌がるケースが多いそうで。
思い当たる節がなかったのですが、
出産後からお世話になっている心療内科の先生が内科も標榜していて、
私と年齢も近いことからお願いすることにしました。
転院となると、順天堂大学浦安病院の対応も早い!
数日で、カルテや検査内容などの履歴が到着。それを持って、心療内科医の元へ。
投薬だけならできるとのお返事をもらい、私は無事転院。
よく知らない病院へ行くのが怖かったため、
膠原病専門医ではなくても知っている先生にしたかったんです。
シングルマザーになってから仕事が忙しく、
病院への行き帰りや診療に費やす時間がもったいなかったこと。
長年ベーチェット病と付き合ってきて、
ある程度自分の状態がわかるようになったこと。
3時間待ちで2分診療の大学病院に疲れてしまったこと。
私も病気と向き合い頑張ってきましたが、
症状が安定している今、少し大学病院はお休みしようと思います。
娘の夏休み・冬休み・春休みに血液検査を受けに行く程度で、
後は地域のクリニックで診てもらうつもりです。
順天堂大学浦安病院はとても良い病院ですが、
血液検査の結果しか診てくれません。
私が風邪気味だと伝えても、頭痛がひどいと伝えても、
ほかの病院で診てもらってくれと言われてしまいます。
それでも大学病院でなければという方もいますが、
私は医師との対話を望んでいます。今後どのようになっていくかわかりませんが、
少し心に繋がれた鎖がほどけたような感覚を抱いています。
ベーチェット病は生涯付き合っていく病気。
だからこそ!!
私も経過を観察しながら、今後を決めていきたいと思っています。