
ベーチェット病に関わらず、
持病をお持ちの方は定期的に通院を余儀なくされますよね。
あなたは、主治医とのコミュニケーションはきちんと取れていますか?
私なりの考え方ですが、主治医への満足度を患者にリサーチすると、
多分ほとんどの方が満足していないと評価するのではないかと思います。
その理由は、やはり診療内容や薬の処方に対する疑問。
特に大学病院は待ち時間が長く、診療時間が5分程度。
いえ、5分あれば良い方なのではないでしょうか?
私も主治医に満足していない患者の1人。
長年通院し、同じ主治医に受診していますが、やりとりはいつも一緒です。
「血液データに異常がないので、現状維持でお願いします」
例えば、頭痛がひどい・下痢が頻回・眠れないなどの症状を訴えても、
あまり応えてもらえないのが現状です。
「ベーチェット病にはよくあることですので、
さほど気にされなくて大丈夫だと思います」
毎回、腑に落ちない感覚を抱きながら、診察室を後にしています。
最近、私の通う順天堂浦安病院の膠原病内科では、
ベーチェット病を専門に診る医師が診察を始めました。
時間は月曜の午後。
午後は私にとってハードルの高い時間帯。
子どものお迎えにも間に合わないので、今はまだ諦めています。
でも、もっとハードルが高いのは、主治医を変えること。
主治医に申し出て、
ベーチェット病専門の医師に変えたいと申し出なくてはいけないと思っていました。
医師も人間。
きっと良い気持ちはしませんよね。
そうためらって、悶々としていました。
そこで、思い切って看護師さんに聞いてみたら、こんな答えが……。
「すでに受診されているので、初診料はいりません。
受診したい医師の診察時間に来ていただくだけで変えることができますよ」
すごくホッとしました。
いずれ時間のゆとりができたら、
ベーチェット病専門の医師を受診したいと思っています。
まもなく長女は小学生。小学校入学後は学童保育に入る予定です。
18時までゆとりができるので、
待ち時間が長い大学病院でもなんとか乗り切れるのではないかと予想しています。
ベーチェット病専門の医師が登場する背景には、
きっと患者数の増加もあるのだろうと思います。
30歳をピークに発症しやすいとされているベーチェット病。
大学病院は圧倒的に高齢者の方が多いのですが、
きっと専門医の時間帯に受診すると、
私と同じような年齢層の方々に遭遇するのではないかなと思います。
どのような病気で来院されているか、私には想像するしかできません。
同じような境遇の方を感じると、少し安心感を抱くような気がするんです。
でも、専門医がいると分かれば、そちらを選ぶのは自然なことだと思います。
主治医を変えたいと悩んで言い出せずにいる方は、
看護師さんに相談してみるといいですよ。
そんなに難しいことではないのですから。