
私は生理痛がひどい方ではありませんが、
ベーチェット病に関連した関節痛が伴う場合があります。
それが顕著に出るのは、股関節です。
子宮の収縮とともに、
股関節がぎゅっと締め上げられるような鈍痛で、立っているのが辛くなるほど。
外出から帰宅する電車は満員で、座る場所がありませんでした。
その時は、たまたまバッグを変えてしまい、
いつも携帯しているヘルプマークがなく、
誰にも助けを求めることができませんでした。
単なる股関節の痛みでしょ? と思われるかもしれませんが、
血の気が引くような感覚と、吐き気も同時にやってくる。
だから不快感でいっぱいだし、
意識は朦朧とするし、しかし周囲に助けてなんて言えない。
たとえヘルプマークを持っていたとしても、
それに気付く人ってまだ少ないのが現実です。
ここで再度訴えたいのは、
ヘルプマークは本当に困っている人が携帯する、大切な印であること。
単なるお飾りではありません。
まだ都営線を中心とした場所でしか配布されておらず、
認知度はとても低いです。
これは是非、全国展開してもらいたいですし、
メディアでもどんどん紹介してもらいたいと思います。
私はヘルプマークで助けられたという経験はありません。
しかし、優先席に具合が悪くて座っていても、
ヘルプマークがあることによって、
なぜ利用しなければならないのかを訴えることができます。
企業でも配布するように啓発活動が始まりつつあり、
公共福祉に力を入れている企業はとても素晴らしいと思います。
妊婦マークは知られているのに、
ヘルプマークへの理解が乏しいのは悲しいです。
ヘルプマークについては、以前にもしっかりお伝えしました。
しかし、いくら私がここでつぶやいても、
それを一人ひとりが広めてくれることがなければ、
一向に改善されないのです。
ここで見て聞いて覚えたことは、
あなたの親しい誰かに伝えてください。
そして、その人がまた誰かに話してもらえるよう、
あなたからお願いしてください。
私が今回ヘルプマークを携帯していなかったことで、
本当に不自由さと、
自分が健康な人とは全然違うんだなということを実感しました。
時間にして30分足らずの電車移動、
それすらもままならないほど、
やっぱり難病患者にとって外出は負担になるし、勇気がいることなんです。
帰宅した今も、脱力感と倦怠感が入り混じり、
大変気分が悪い状態が続いています。
そんな時だからこそ、この思いをみなさんに伝えたいなと思っています。
改めて、ヘルプマークをみなさんに知ってもらいたい。
そして、今まで我慢し続けていた方も、
どんどんヘルプマークを利用しましょう。