ベーチェット病を治療しながら妊娠・出産・離婚も経験し、 育児・仕事もおこなうシングルマザーの奮闘記。 心豊かにベーチェット病と付き合うスローライフをご紹介!

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ベーチェット病と生きるシングルマザーのスローライフ

知らないと損する特定疾患医療費助成制度

知らないと損する特定疾患医療費助成制度

国の特定疾患に指定されているベーチェット病は、
医療費の助成が受けられるんです。

つまり、国の税金である公費で医療を受けられるということ。
医療費助成の対象となるためには、まずは確定診断されることが大前提です。

特定疾患医療費助成制度はなぜ存在するのか?

それは、厚生労働省が実施している難治性疾患克服研究事業のために、
診療内容や治療実績を報告し、
今後の研究や将来治癒できる病気にしていこうという動きがあるからです。

よくいえば未来への貢献、悪くいえばマウスでしょうね。

厚生労働省が指定している特定疾患は、
2012年現在で130疾患と定められています。

公費で受けられる医療費の金額には上限が設定されています。
収入に応じて決められますので、課税証明や源泉徴収票で決められるもの。

お住まいの自治体によって金額は異なりますので、
ホームページでご確認くださいね。
収入に応じて決められますので、課税証明や源泉徴収票で決められるもの。

この特定疾患医療費助成制度は、平成26年5月に法改正されました。

それまでは、特定疾患医療費受給券を提示すれば、
該当する疾患ならどこの医療機関でも使えたんです。

法改正され、そこがちょっと不便になりました。

指定医療機関という設定がされ、
都道府県から指定されている医療機関や調剤薬局でしか使えなくなってしまいました。

インターネットで調べてみると、「指定医」というキーワードが出てきます。

指定医は、国の定める基準を満たした医師であり、
都道府県から指定を受けていることが条件。

指定医でなければ、特定疾患の確定診断もできないし、
医療費助成制度申請時に必要な臨床調査個人票の記載もできません。

指定医制度についてはこれまでと変わりはないのですが、
問題なのは指定医療機関です。

指定医療機関以外でも診療を受けたい場合、その医師に患者側から、
都道府県の指定を受ける申請を「お願い」しなければならないんです。

なんだか弱者みたいだなって思ってしまいました。

ベーチェット病だと、
皮膚症状や口腔内の炎症で頻繁に
皮膚科や歯科医院を受診する方も多いはずです。

私の場合、皮膚科は結構多くかかっています。
主治医は順天堂浦安病院の膠原病内科です。

幸い、私の通っている近所の皮膚科は順天堂大学出身の先生で、
すぐにその場で指定医療機関の申請をしてくれました。

でも、特定疾患に詳しい先生や
すぐに行動してくれる先生ばかりではないのが現実ですよね、きっと。

ニュースで特定疾患の法改正がなされると聞いて、
すごく楽になる! って思っていましたが、かえって面倒な制度になりました。

今まではカードタイプの受給券をぺらっと見せるだけでオッケーでしたが、
法改正後は手帳に医療機関名・調剤薬局名・それぞれで使った金額を
記載してもらう必要があります。

どこでいくら使っているかわかりやすいといえばわかりやすいのですが、
記載してもらう手間が増えたことで、待ち時間も長くなりました。

もう少しどうにかならなかったのかなって思います。

それとともに、医療費助成上限金額もアップしました。
自己負担額が増加したんです。

私は昨年まで主婦でしたので、
幸い最下層の非課税世帯で月額2500円の負担で済んでいます。

普通に収入のある方でも10000円くらいの医療費負担が必要です。
高額所得者になると20000円です。
自己負担額が増加したんです。

体調が悪いからって、自己負担が大きいと、
簡単に医療機関を受診しようと思えなくなりますよね。

それでも、この医療費助成制度を利用しないと、
かなり高額な医療費を負担しなければならないので、
絶対不可欠な制度ではあります。

ただ利用している患者としては、もっとシンプルに、
もっと便利に使える制度にならないかなってこと。

医療費助成制度を申請するときに医師に書いてもらう臨床検査個人票は、
書式が決まっているだけで診断書と同じ扱いです。

臨床検査個人票を書いてもらうだけで、
大学病院なら3500~5000円かかるでしょう。

所得の差に関係なく、この金額は必要です。

収入の少ない方にとって、
これだけでもかなり大きな負担なのではないでしょうか?

特定疾患医療費助成制度は、毎年更新が必要です。
時期は都道府県により異なりますが、概ね6~9月に更新時期を迎えます。

この際にも、臨床検査個人票の提出が求められます。

便利でありながら、
もう少し患者よりの制度にならないかと感じる特定疾患医療費助成制度。

でも、高額な医療費を背負うと継続して通えなくなってしまいますので、
ぜひ活用してみてください。

各都道府県のホームページより、詳細を閲覧可能です。
新規申請をする場合、継続して申請する場合など詳しく調べることができます。

書式はダウンロードまたは保健所で配布されますので、
医療機関に臨床検査個人票はありません。

申請時には医療機関へ自分で臨床検査個人票の書式を持参してくださいね。

更新時期を逃してしまった場合、
一時的に自己負担しなければならないので注意が必要です。

収入が変化して減ってしまった場合、それを証明するものを持参すれば、
上限金額の引き下げを受けることができます。

これは自分で気づいて手続きしないといけないので、
前年度中に退職してしまって収入が途絶えてしまったケースなど、
課税証明を取り寄せて減額申請を行う必要があります。

ほうっておくと、思わぬ負担になりますので注意してくださいね。

 

 

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