ベーチェット病を治療しながら妊娠・出産・離婚も経験し、 育児・仕事もおこなうシングルマザーの奮闘記。 心豊かにベーチェット病と付き合うスローライフをご紹介!

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ベーチェット病と生きるシングルマザーのスローライフ

闘病中に妊娠発覚……投薬影響に戦々恐々とした日々

闘病中に妊娠発覚……投薬影響に戦々恐々とした日々

私はベーチェット病になってから、子どもは娘1人と考えてきました。

徐々に投薬量が増え、
メンタルクリニックでも1番強い抗不安薬を処方されていましたから。

薬の多くは、妊娠には不適切であることがわかっています。
妊娠中または妊娠を考えている方は、薬の処方を注意しなければなりません。

長男がお腹にいることがわかったのは、
生理が2ヶ月遅れたことに気づいて、
夫の勧めで妊娠検査薬を使用したからです。

検査結果に驚き、喜び、同時に焦りもありました。
すでに妊娠3ヶ月に入っていました。

長女が4歳。12月の慌ただしい年の瀬でした。

その頃の私は、ステロイド量も多く、
頭痛予防のためにてんかん発作を抑える薬を使い、
口内炎発症抑制に効果が期待できるコルヒチン、免疫抑制剤も服用。

関節痛などを防ぐために1日4回の痛み止め、
筋弛緩作用のある薬も同時に飲んでいました。

睡眠障害もあり、睡眠薬も2種類処方されていました。

妊娠検査薬で陽性反応が出ても、
これだけ多くの薬を服用しているのですから、ぬか喜びできません。

妊娠がわかってすぐ、順天堂浦安病院の膠原病内科を受診しました。

薬による影響と私自身の体調管理、
妊娠経過観察を行うことが必要となりました。

膠原病内科では、
それまで服用されていた薬のほとんどがカットされることに。

主治医は妊娠には大きな影響はないという判断でしたが、不安は拭いきれません。
主治医は妊娠には大きな影響はないという判断でしたが、不安は拭いきれません。産婦人科で妊娠を確認後、膠原病内科を受診。
精神科を受診して処方内容を確認した後、再び膠原病内科へ。

1日で3つの科を転々と移動し、本当に疲れました。

特に、順天堂浦安病院の精神科では、
担当した女医が現在服用している薬が胎児に与える悪影響ばかりを並べ立てる。

ただでさえ不安なのに、余計な心労を与えられ、
恐怖でいっぱいになりました。

妊婦検診を順天堂浦安病院で受け、出産もお任せすることになりました。
長女の時と同様、大病院での出産は安心です。

 

しかし、長女出産直後に疲労を癒す間もなく、
育児難民になった苦しさも蘇ってきました。

たまたま同じマンションに暮らすママ友が、
喘息の持病があるため順天堂浦安病院で出産した話を聞きました。

それまであまり親交がなかった彼女ですが、
不安がっている私を随分熱心に勇気付けてくれました。

順天堂浦安病院は、希望すれば母子同室しないこともできる。

夜は休ませてもらえる。
母親の体調を優先してくれる。

彼女の話を聞き、安心して出産に挑むことができました。

出産を迎えるまでの道のりは長く、
私のように持病がある妊婦はハイリスク妊娠外来も受診する必要がありました。

順天堂浦安病院は、希望すれば母子同室しないこともできる。ハイリスク妊娠外来では、
胎児の奇形・脳・背骨などをより細かく専門的に診断していきます。

一般の妊婦検診以外に、ハイリスク妊娠外来は数回受診しました。

ハイリスクとされる妊娠は、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病など。
肥満がひどいと産道が狭くなるため、難産になる傾向もあるそうです。

私には子どもが2人います。
若い頃は子どもが2人もいる自分を想像もしませんでした。

今となっては、子どもたちがいたからこそ、
女性としてさまざまな経験をさせてもらえたという気持ちでいっぱいです。

長女の時より順調に長男は発育し、体重もぐんぐん増えていきました。

信じられないくらい順調で、
自分がベーチェット病であることを忘れてしまうほど。

けれど、私の母は出産するまで心配で仕方がなかったようです。

薬による影響や奇形など、
生まれることが正解かわからなかったそうです。

実は、私は女の子を希望していたんです。

妊婦検診を受けると、医師からその日のエコー写真をもらえますよね。
どの写真も、男の子の象徴的なエコー写真がくっきりしたものばかり。

最初は少し残念な気持ちもありましたが、
男の子を育てるママ友に、
「女の子にはない男の子ならではの魅力」をたくさん教えてもらいました。
女の子にはない男の子ならではの魅力女の子しか育てたことがなかった私は、
内心本当なのかなぁ……って気持ちを抱いていたものです。

私は出産の痛みがとても怖くて、無痛分娩を希望しました。

麻酔科の診察を受けた後、無痛分娩ができるようになります。

私はとても幸運に恵まれていて、
長男を出産した4ヶ月後で順天堂浦安病院の無痛分娩は終了しました。

麻酔科医退任があったためです。
時期がずれていたら、普通分娩になっていたでしょう。

無痛分娩は日時を決めて行います。

出産予定日の前日に入院し、
夜に診察をして子宮口の開き具合を確認し、
背骨に沿った場所に硬膜外麻酔の管を差し込みます。

硬膜外麻酔を開始するのは、
出産当日に陣痛誘発剤を開始して痛みを感じるようになってから。

自分でスイッチを押して麻酔を送るのです。

看護師さんが痛みの程度を10段階のうちいくつか尋ねてきました。

最初はほとんど痛みを感じなかった私ですが、
何だか脂汗が出てきておかしいと気づき……。

何と、硬膜外麻酔の管が背中で外れていたそうです。

痛みが強く押し寄せ、まもなく頭が出る! というタイミングで
ようやく麻酔科医が到着して、ずれた管を修正。

無事に出産を乗り切ることができました。

出産には同じものは何ひとつない。
100人いれば100通りの出産がある。

そう聞いたことがあります。

無事に産声をあげた長男を見てホッとしました。
五体満足で健康そのもの。

すべてが標準で、出産当日からたくさん出ていた母乳もしっかり飲む。

育児難民にもならず、
夜は看護師さんにお願いして眠ることができました。

2人目は私も少しゆとりが出て、
お任せしたのに夜は気になって顔を覗きに行き、
授乳後のげっぷを出すのも沐浴もスムーズ。

ただただ可愛くて仕方がなかったものです。

ベーチェット病ともうまく付き合いながら出産し、
育児をしながらも体調維持しています。

あれからあっという間に2年以上が経ちました。

今でもすくすく元気に成長してくれています。

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