
特定疾患の1つであるベーチェット病。
病気になると心配なのが、食生活ではないでしょうか?
食事に気をつけていたら、
ベーチェット病にならなかったかも……
自分を責めてしまうこともありますよね。
でも、そんなことはないんです。
どんなに健康的な食生活を意識していても、病気は突如としてやってきます。
私の周囲に栄養学を専攻していた方で、
大腸がんと胃がんを患った人もいます。
自分の意思とは反して、病気は襲いかかってくるのです。
ベーチェット病になり、
食事内容を見直すべきだろうかという不安をお持ちだと思います。
結論から申し上げると、和食中心の食生活に改めるべき。
ただし、食事制限は必要ありません。
もし、消化器病変を患っている腸管ベーチェットの方がいるなら、
食物繊維と脂質が低めの消化のいいものを選ぶようにしてください。
その方が症状緩和にもつながるからです。
口内炎がひどい場合は、
染みて痛むような柑橘系・香辛料の強いものは避けるようにしてください。
症状が寛解時にあるときは、
なるべくたくさんの品目をバランスよく摂取するようにしましょう。
タンパク質・ビタミン・炭水化物を適正に摂取することは、
胃腸の働きも活性化します。
体調管理の1つとして、この3大栄養素をきちんと取っているか、
意識しながら調理してみてください。