
出産を終えて自宅に戻った後、本格的な自宅育児難民生活が始まりました。
夜は夫が助けてくれる部分もあるけれど、日中と深夜は孤軍奮闘。
何より辛かったのは、哺乳力が弱い長女の授乳時間。
どうして専門家に相談しなかったのかなって、今は思います。
赤ちゃんにとって、80ccのミルクは決して多い量ではありません。
ごく一般的な量です。
たくさん飲む赤ちゃんは、200cc飲み干す子もいるんですよ。
娘は80ccを2時間かけて飲みました。
2時間ずっと哺乳瓶を持ち続けている私。
そのうち、眠たくなってしまうんです、お互いに。
通常、授乳は2時間おきに行うもの。
友人に聞いたら、80ccなら10分程度で飲み終えてしまうとの返答でした。
私の母は今でも私にこう言います。
「いつもミルクを飲め! 飲め!って言ってたよね」
そうだったな……でも、辛かったな。
情けなさと娘への申し訳なさで胸いっぱいに。
自分なりに哺乳瓶の種類を変えたり、
ミルクを良いものにしたり、いろいろな方法を試しました。
でも、解決できる方法は見つかりませんでした。
ミルクをストローで飲むようになり、
あっという間に飲み干せるようになって驚かされたものです。
どう考えても時間を費やし過ぎていた授乳。
専門家に相談すれば、もっと良い方法を模索できていたのかもしれません。
ちなみに、娘は今でも食事はのんびり。
今は個性なのかなって思うようにしています。