
小児膠原病だと、まれに症状が重くなることがあります。
やはり、成人より免疫力が落ちやすいことが原因でしょう。
長期入院ということも、
常に視野に置いて生活する覚悟を持っておいてください。
では、学校はどうするの?
勉強が遅れてしまうのでは?
そうした不安とも背中合わせの生活になるでしょう。
病院の中には、院内学級を用意しているところもあります。
日々の勉強は、院内学級で追いつけるようにしておきます。
ただ、地域の学校はやはりお子さんにとって重要な意味を持つ場所。
友達は、地域の学校にしかいませんから。
いくら院内学級があるとはいえ、
病院は入退院が多い場所。
友達の入れ替わりや住む地域が違うなど、
長いお付き合いにはならないのです。
そこで、地域の学校と連携し、
常に情報交換を意識しておきましょう。
いつでも学校へ戻ることができるよう、
お母さんが入念に準備を進めておくことが大切です。
親しいお友達がいるなら、
日々の交流を持つようにしておくこと。
お手紙や交換日記もいいでしょう。
そして、学校に戻る際にそのお友達と同じクラスになれるよう、
学校側にも配慮してもらえるようお願いしてみてください。
また皆んなと一緒に学校へ通える。
学校へ戻りたい。
その気持ちが、闘病への意欲となるのです。
辛く長い闘病を支えるのが、
お子さんの気持ちを強くしてあげることだと、
ご家族が理解してあげてください。