
ベーチェット病には、さまざまな症状があるので、
一度に盛り込んで説明してしまうと、
パニックになってしまう方もいらっしゃるはずです。
私もそうでした。
次はこんな症状が襲ってくるのかも……なんて情報収集もせず、
ただ怯えていた時期もありましたよ。
知識は、自分を守る最終武器。
膠原病内科で、専門用語をさらっと使ってしまう医師がいてもビビらない。
そんな知識を高めるために、用語をおさらいしていきましょう。
漢字が難しくて読めない方も、これを参考に覚えていただければ幸いです。
わかりやすいように症状別にご説明していきます。
<口腔内症状>
アフタ性潰瘍(あふたせいかいよう)
口唇・舌・歯茎・頬粘膜・口蓋(こうがい)粘膜などに炎症を起こし、
円形で境界線がはっきりとした潰瘍ができるのが特徴です。
ベーチェット病患者の実に98%に起こる、
謎の口内炎と呼べる厄介なものだといえるでしょう。
<皮膚症状>
1.結節性紅斑(けっせつせいこうはん)
ベーチェット病では代表的な症状。
下肢上肢に、熱感を持った赤みのある腫脹(しゅちょう)を伴い、しこりを感じるものです。
2.座瘡様皮疹(ざそうようひしん)
ニキビによく似た大きめの発疹。
主に、顔・首・胸・背中に頻発します。
内部に膿(うみ)を持っていることもあります。
ステロイド服用による副腎皮質ホルモンの副作用でも起こるケースも。
3.毛嚢炎(もうのうえん)
座瘡様皮疹と同様に、ニキビに似た発疹です。
座瘡様皮疹・毛嚢炎ともに、思春期に出現するニキビは、
ベーチェット病との関連は認めないとされています。
4.血栓性静脈炎(けっせんせいじょうみゃくえん)
皮下に血栓を伴う炎症を起こすのが、血栓性静脈炎です。
主に、手足に出現します。
圧痛を感じ、触れると紐状のしこりを確認できます。
男性に多く見られ、静脈瘤(じょうみゃくりゅう)ができることも。
動脈に症状が現れることもあり、
下腹部や大腿部(だいたいぶ)に血栓や動脈瘤が出現するケースもあります。
ここでは、口腔内症状と皮膚症状についてご紹介しました。
思い当たる症状がある場合は、日付けと症状を記しておくと、
スムーズに診察が受けられますよ。