
ベーチェット病なら知っておきたい薬の情報をご紹介します。
まず、
寛解へ向けた治療へ必ずと言っていいほど必要になる、ステロイドです。
ステロイドは、体内にある副腎で生成される副腎皮質ステロイドホルモンです。
服用することで得られる作用は、抗炎症効果・免疫力抑制など。
体内にもともと存在するステロイドホルモンを利用している薬であることは、
実はあまり知っている方が少ないようです。
ステロイドは医療でどのように活用されているのでしょうか?
・外用薬(塗り薬が代表的)
・経口内服薬(プレドニゾロン、プレドニンなど)
・点滴療法(ステロイドパルス療法)
この3つでステロイドは使われ、症状に合う方法を選択されます。
ステロイドの処方量は症状により、
増減するのが一般的ですが、減量には慎重に行うことが求められます。
自分で体調をコントロールできるからと言って、
急に服用を中止した場合は、体内のステロイドホルモンが急速に不足して、
危険な症状を引き起こすことがあります。
塗り薬は、副作用や断薬による症状の恐れはないとされています。
【ステロイドを急に中止した場合に起こる症状】
全身倦怠感
吐き気
頭痛
血圧の低下
こうした症状は、
ステロイド離脱症状と呼ばれるもので、
急に服用すると重篤な健康被害を受ける恐れがあるため注意が必要です。
必ず医師の管理下において、
服用の減量と断薬を行うことを心がけてください。