
膠原病患者数は、年々増加傾向にあります。
男女比では、圧倒的に女性が多いのをご存じでしたか?
なぜ、膠原病は女性に多く発症するのでしょうか?
その答えは、女性ホルモンの影響を強く受けることにあります。
妊娠・出産・更年期。
女性の人生は波があり、人生の中にはたくさんの体の変化が訪れます。
女性ホルモンが上昇する妊娠・出産期に、
膠原病を発症するケースも多く見られます。
また、更年期を迎えると、体の機能が衰えて、症状が悪化するのです。
体の変化とともに、免疫力が低下することも要因になっています。
特に、妊娠・出産における膠原病発症については、
体内に胎児を宿すことで体を守る防御機能が働き、
免疫細胞が自分の体を攻撃しようと働きかけます。
本来守るべき命を授かったことで、
膠原病になってしまうのは悲しいことですが、
ホルモンバランスの変化で体質が変わることが原因です。
ただでさえ、
妊娠・出産期や更年期はさまざまな症状や精神不安を感じることがあるので、
膠原病を発症することで病気になった自分を憎んでしまう方もいます。
普段とは違う症状が長く続くようなら、早期に受診するように心がけてください。