
ベーチェット病では、皮膚にも症状が現れます。
大きくわけて3つ。
➡ 結節性紅斑(けっせつせいこうはん)
➡ 座瘡様皮疹(ざそうようひしん)
➡ 毛嚢炎(もうのうえん)
結節性紅斑(けっせつせいこうはん)
膝から足首にかけて出現する、赤く硬い腫張です。
触れると鈍い痛みを感じ、しこりのような硬さを確認することができます。
直径1~5mm程度ものが頻発するといわれていますが、
私の経験では2cmくらいの大きさのものもありました。
学術にあるように、膝下だけに出現して、時間をかけて自然に消えていくものです。
消えるまで1~3週間ほどの時間がかかります。
繰り返し起こるのも特徴です。
私の場合、出産前はほかの症状がいくつかあったことで、
ベーチェット病を疑われていました。
出産直後、まさに退院当日に、膝下に結節性紅斑が広がって、
ベーチェット病確定に至りました。
退院時、産婦人科医の先生に、足に発疹が出ている旨を申し出ました。
すると、こんな返事が。
「出産でホルモンバランスが崩れたことで、じんましんが出ているだけですよ」
専門じゃない分野だと、
医師はどこまでも無知なのだろうなと思わざるを得ない気持ちになりました。
だって、私はベーチェット病の疑いを持たれたときから、
いろいろ調べて将来起こるであろう症状を知っていたから。
「きっと結節性紅斑だ!」 そう確信して尋ねてみたんです。
皮膚症状が出た場合は、皮膚科もしくは膠原病内科を受診すべきです。
内科医でも、ベーチェット病について知らない先生はたくさんいるんですよ。
きちんと知識のある先生は、検査などしなくても、
一目見ただけで結節性紅斑だって診断できるんです。