
このサイトを見ている方は、きっとベーチェット病かもしれない、
もしくは近しい人にさまざまな症状が出て、
ベーチェット病に辿りついた方かもしれません。
できるだけ、あたしが体験してきたことを、時系列でお伝えしたいと思っています。
自分の言葉で伝えたくて、思ったことをそのままの言葉で書き綴ります。
ベーチェット病に羅漢しているとわかったのは、平成21年12月。産後2カ月のこと。
妊娠中に、ベーチェット病の疑いを持たれ、
千葉県浦安市にある順天堂大学浦安病院を紹介され、
受診したことで病名がはっきりしました。
妊娠中に起きた数々の苦難や、病気との闘いについては、
本サイト内で順次紹介していこうと思っています。
その前に、幼いころの話。
記憶に残っているのは、小学生時代からでしょうか。
よく口内炎ができる子どもだったっけ。
人と比べたことがなかったから、口内炎がどんなものかよく知りませんでした。
でも、大人になってから自分の口内炎が、
ほかの人に比べて酷いってことわかったんです。
えぐれるような白い潰瘍。
しかも、直径1cm近くある大きなものばかり。
みんな口内炎はこんなもんだと思っていました。
口内炎を人と比べる機会なんて、誰しもそんなにないと思います。
でも、違っていたみたい。
小さいころは、母に口内炎ができたって言ったって、
「ビタミン不足」とだけ言われて、ビタミン剤をよく手渡されていました。
そのころは、誰もベーチェット病だなんて想像もしないので、
母を責めても仕方ないこと。
だけど、もう一歩踏み込んでいたら、
医師も今よりもっとベーチェット病のことを知っていたら……
なんて恨み節が出てきたこともありました。
身体に炎症があるときは、何かのサイン。病気じゃないって頑張る気持ちは大事。
でも、サインを早く知るって、もっと大切だと思います。
身体が発するサインと向き合うのは、自分の身体を知るチャンス。
健康な人は、健康を維持するため。
そうでない人は、身体をメンテナンスして健康に導くため。
そんなきっかけになれるように、自分の体験を少しずつお話していこうと思います。