
病気の疑いを持たれたとき、
ほぼすべてのクリニック・大学病院では、血液検査が必須項目となります。
血液中の白血球数や炎症反応などを調べるためです。
血液検査だけで診断できるの?
血液検査が必須なら、
それだけで診断できるのではないかと思う方もいるでしょう。
しかし、ベーチェット病の確定診断には、
症状がどうかということの方が大切です。
血液検査はあくまでも参考値。
診断を裏付けるための補助的なものにすぎません。
しかし、毎回血液検査をすることで、経過観察ができます。
悪くなれば白血球が増加しますし、炎症反応も跳ね上がります。
こうした推移を見ていくことが、闘病においても診断においても重要です。
それを見て判断し、投薬量を調整していくんです。
ですから、血液検査がすべてで診断はできないということ。診断される側は、
血液検査の結果に右往左往してしまうこともあります。
成績表をつけられているような気分ですよね。
ご自分でも血液検査の結果は把握し、
前回とどうなのかを知っておくことは大切です。
診断に至るまでの道のりは長いですから、
体調と合わせて説明できるとより診断まで早くなるでしょう。