
ベーチェット病患者にとっての脅威は、眼病変だと思います。
失明する可能性が高い病変ですから、
視界が失われる恐怖というのは計り知れません。
幸い、私は眼病変に至っておらず、
特段困ったという事態にはおりません。
しかし、知っているベーチェット病患者は眼病変を患い、
盲導犬とともに生活しています。
そう、いつかはやってくる。
恐怖と隣り合わせなのが、ベーチェット病だと思います。
だから必要なのは、眼科の定期受診です。
異変を察知するためには、自分の感覚は頼りにならない。
大学病院など大きな医療機関できちんとした検査を受けてください。
では、ベーチェット病患者全員が発症するのでしょうか?
そうではありません。
発症しない事例もたくさんあります。
発症するとしても、
時期は確定診断からいつというのも明確ではありません。
ただ、症状が悪化している時期は、何が起こってもおかしくありませんし、
自分の体調をコントロールしにくいですから、十分な管理が必要です。
このサイトで前に紹介しました・・・映画「解夏」で、
ベーチェット病患者が失明していく過程が描かれていましたが、
失明すると真っ暗闇ではなく、乳白色の世界になるんだそう。
いずれも、見えなくなるのは怖いです。
だって、仕事すらできなくなってしまいますから。
眼科受診を見送っている方はせめて1年に1度、必ず受診してください。