
特殊病型と呼ばれる、ベーチェット病の進行形とも呼ばれる症状。
なんだか怖いって思うのは、当然ですよね。
ここでは、血管が侵されていく、血管ベーチェットについてご説明していきます。
これも、経験がないので、私の予備知識からのご紹介です。
血管って、見えない部分なので、もしかしたら……
なんて不安を抱えている方もたくさんいらっしゃるのでは?
確かに膠原病内科では、そういった特殊病変については、
患者サイドから質問しない限り、医学的知識や自分の症状と照らし合わせた見解って、
医師からは説明がないんです。
だから私は、万が一自分の体にいつか起こるであろうという構えで、
予備知識には敏感でいたいと思っています。
医師は、血液や尿検査の結果と問診だけで判断するだけなのですから。
積極的に質問や疑問を投げかけられるように、診察前に聞きたいことを準備しておきます。
長時間の待合、5分足らずで終わる診療。
貴重な時間は生かさねば!
さて、血管ベーチェットの本題に戻ります。
血管ベーチェットは、男性に多く見られる症状。
主に動脈と静脈が侵されていきます。
深部静脈血栓の症状が多いのが特徴。
上部静脈・下部静脈・大腿静脈など大きな血管に目立ちます。
大きな血管に発症すると、血管ベーチェットと診断される基準となります。
動脈は、さまざまな深刻な病気で注目される部位。
動脈瘤が頻発することもあるんです。
国内では症例が少ないようですが、
肺動脈瘤を起こし、予後不良の経過を辿ることもあるようです。
自分で確認できない部分での症状の進行。
血管ベーチェットの診断には、
CT造影・ MRA・超音波検査・血管造影などが、早期発見につながります。
私の予備知識からご紹介しました。
少しでもお役に立てたら幸いです。