
ベーチェット病の副症状は、さまざま。
男性は特に陰部への症状が多いものです。
陰茎・亀頭に症状を起こす外陰部潰瘍のほかにも、
副症状として副睾丸炎というものがあります。
私は女性なので、経験からお話しすることはできませんので
ベーチェット病患者としての基礎知識から、少し症状についてご紹介したいと思います。
男性が間違いやすいのは、睾丸炎と副睾丸炎。
どちらも、睾丸に痛みを伴う症状です。
症状は似ていますが、原因はまったく異なるのが特徴です。
睾丸炎は、細菌感染によって睾丸に炎症が起こり、腫れや強い痛みを感じます。
ほかの病気にかかったことで、その細菌が血液を巡り、
睾丸に炎症を起こすことが原因だとされています。
一方で、ベーチェット病の副症状である副睾丸炎は、10~20%の患者が発症するものです。
ベーチェット病特有の症状として、捉えられているものです。
睾丸に痛みや腫れがあると、生活そのものに支障をきたし、
QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の低下を招くこともあるでしょう。
副睾丸炎の場合、症状が現れたらすぐに投薬を行うことで、
数日で症状が緩和するとされています。
違和感を抱いたら、すぐに受診し、迷わず治療することが大切でしょう。